大国中国の犬食文化とそのトラブル

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更新日:2014年09月22日

大国中国の犬食文化とそのトラブル

古代より大国として栄え、現在も経済成長が著しいのが中国です。しかし人間にとって身近な動物である犬との関係は、日本のそれとは少し違うようです。

中国で古来より伝わる犬食文化


中国では新石器時代のものと推定される遺跡から、数多くの犬の骨が出土しています。中国でも古くから人間と犬とが密接な関係にあったこと、食料として食されていたことが知られています。日本にも犬肉を扱う飲食店は存在しますが、中国の犬食文化は比較的ポピュラーなモノとして現在も残っているのです。

中国医学でも重要視される犬料理


中国では犬を煮込み料理として食することが多く、レトルトパックなども出回っています。中国医学においても犬は重要視されており、体を温める作用があると言われているのです。それ故に冬によく食される食材となっていますが、広西チワン族自治区玉林市では、夏に茘枝(レイシ)と一緒に食べるという行事も残されています。

動物保護団体と犬食業務従事者とのトラブル


犬を食べるということは中国で古来より伝承される食文化ですが、近代は国際的倫理からこれを否定する意見も多くなっています。食用の犬を輸送するトラックが動物保護団体に襲撃されるという事件も発生しました。

牛や豚は食べて良いけど犬はダメ


日本人の多くが牛や豚を食べることに抵抗がありません。しかし犬を食べるということには抵抗がある人が多いのも事実です。この矛盾とも呼べる線引きが近代中国でも発生しており、犬食文化という伝統が断絶の危機にあるのです。

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